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【写真講座】回折現象(小絞りボケ)で失敗しない撮り方。カメラ、レンズで大切なf値の話。

こんにちは、Jimaです。

今回はカメラ、レンズで大切なf値の話でいつもとは逆に【高いf値】についての
注意点である回折現象(小絞りボケ)について語ります。

この記事を読むメリット

  • 回析現象(小絞りボケ)って何?
    • 絞りと密接な関係がある
    • 絞りを少し振り返ろう
    • 少し絞るとメリットが多い
    • 高額なレンズはやっぱり優秀
  • SS優先やAuto撮影時に注意
    • 風景の撮影時には意識したい点である。
    • f8~f11が使いやすい
    • やっぱりSS、ISO、構図も大事
    • NDフィルターというレンズのサングラスが便利な話
    • f値開放、絞りすぎ、どちらもほどほどにする理由

小絞りボケ(回析現象)って
ご存知ですか?


回折(かいせつ)とは
媒質中(ばいしつ)を伝わる波や波動に対し
障害物が存在する時、波がその障害物の背後など
回り込んで伝わっていく現象のこと


落ち着いてください。
画面閉じないでっ!

解説するから、もう少し読んでください(^^)

回析現象(小絞りボケ)とは

  • カメラの絞りを絞り込みすぎると
    光の回折によって画質の鮮明さを失う現象
  • 結果、全体的にぼけた画像になる現象を
    小絞りボケ / 回折(かいせつ)現象と呼ぶ。

その理由は?

光はまっすぐ進み、小さな穴を通ったとき、
穴の周りを通った、光の一部が曲がる
 ➡ その結果、回折現象が起きる。
 ➡ これを回折光と呼びます。

つまり、絞りと密接な関係がある

  • 少し、絞り(f値)を振り返ろう(^^)
    • 絞りを開放すると、被写界深度は浅くボケる
    • 絞ると被写界深度は深く、クッキリ写る
    • 光がレンズの穴を通る時の大きさをイメージ
    • 絞りを開くと明るくなり、絞ると暗くなる
    • 絞りを開くとボケやすく、絞ると鮮明に写る
    • 暗い環境は、絞りを開くとSSを確保できる
    • 明るすぎる環境では、絞りを絞ると便利
    • ISO感度が上がるようなら、絞りを開こう

ざっくり、言うとこんな感じでしたね。

  • パンフォーカスという撮り方
    • 花火撮影などで使われる手法
    • 近く~遠くにピントを合っているように見せる方法

この時、絞りすぎると【逆に】ピントが
甘くなるという現象に心当たりはないですか?

でもさ?

絞った方が良いって聞くで?

確かに、絞り開放よりも
画質的にも、気持ち絞った方が良い

絞ることでピントがあう範囲(被写界深度)を
深くすることでクッキリ、ハッキリ撮れるのよ


ただ・・・
絞り過ぎるとアカンって話

つまり・・・

何事もほどほどが良いよって話。

絞りを絞るメリット

  • 解像力が安定する
  • 収差が目立ちにくい
  • 周辺減光が目立ちにくい

良いレンズってこういうときに
本領発揮してくれるよね

じゃあ、絞りは

どれくらいが良いのさ?

ズバリっ!
f8 ~ f11 ぐらいで撮ると良いよ

大体のレンズはこの値ぐらいになるので
ざっくり把握でOK

厳密にはレンズの開放f値やセンサーサイズ
使ってるレンズの適切なf値の範囲を知る必要あり
➡ でも、それって結構大変
※ネットでレンズ名で調べると載ってるかも?

いつも、私の動画では
「低いf値で」や「絞り開放」と言ってるので
今回は逆にf値を高くした際の注意点を解説。

カメラの撮影モードが
SS優先や絞り優先、Autoで撮ってる際は
絞りの値がギューンって、ならないようにね
参考になる動画も作ってるので
一緒に見てくださいね(^^)

今回の内容を詳しく、動画で語っているので
文字でイメージ付きにくい所はYouTubeで見てもらえると嬉しいです(^^)